【実録・組織コンサル事例】コンサル当日の「事前リハーサル」が2時間!?過剰な根回し組織で見えた、本質的なリスク管理とパワーバランスとは🔥
はじめに:内部監査・コンサル現場で本当に起きた話📝
昨日は「内部監査の事前チェックリスト提出」についてお話ししましたが、
本日は「コンサルティング現場での事前確認」にまつわる、
忘れられないエピソードをお届けします。
このエピソードは、組織のリスク管理・ガバナンス・パワーバランス・根回し文化が一気に可視化された、リアルなコンサル事例です。
1. 「当日の台本」を求める事務局の焦燥と背景😰
ある組織のコンサルティングに入った時のことです。
初訪問を前に、事務局から驚くべき依頼が届きました。
コンサルティングの事前準備としては異例ともいえるリクエストでした。
- 「当日の発言内容を事前にすべて教えてほしい」
- 「アジェンダではなく、詳細な『台本』が必要だ」
本来、コンサルティングはライブです。
お客様の状況や反応によって発言は変わるもの。
しかし、その組織には「台本」がなければならない切実な理由があったのです。
ここには、事務局が感じている見えない圧力や、組織内のリスク回避文化・事なかれ主義が
色濃く表れていました。
2. 打合せ2時間、本番30分。異例の「事前稽古」🎭
当日、指定されたのは開始2時間前訪問。
そこで始まったのは、コンサル内容の「事前稽古」でした。
通常の事前打合せやブリーフィングを超えた、まさにロールプレイ型のリハーサルです。
「その言い方だと上司が怒るかもしれません」
「事務局が困らないように、こう言い換えてください」
冷や汗を流しながらの調整。結果、2時間の稽古を経て臨んだ本番は、わずか30分で終了しました。
事前稽古のおかげでスムーズに進んだ……と言えば聞こえは良いですが、
そこには組織特有の「主(ぬし)」の存在がありました。
この「主」の存在こそが、組織の活動に大きな影響を与えていたのです。
3. 「怒らせてはいけない人」がいる組織の力学とリスク⚠️
その組織には、社長ではないものの絶大な影響力を持つ「主」がいらっしゃいました。
自分たちのシナリオ通りに物事が進まないと、すべてがストップしてしまう。
事務局の必死な台本作りは、組織を停滞させないための、彼らなりの「防衛本能」だったのです。
ここで見えてくるのは、
形式的なリスク管理ではなく、「怒らせてはいけない人」を中心に回る非公式な権力構造です。
結局、その後の支援では毎回、開始前の「事務局打合せ」がセットになりました。
4. この経験から得た「契約前」の鉄則✅
当時は正直「面倒だな…」と複雑な心境でしたが、今振り返れば大きな学びでした。
この経験以来、私は契約前の段階で以下のことを徹底的に想定するようになりました。
- 組織のパワーバランス(キーマンの性格と影響力)
- 事務局が抱えている「見えない恐怖」や「力学」
- 想定されるコンサル内容の「微調整」の必要性
事前の文書添削はできても、現場の空気感までは予測できません。
だからこそ、「組織の特徴」を事前にどれだけ解像度高く把握できるか。
それがコンサルの成否を分けるのだと痛感しています。
まとめ:台本を求める組織にこそ見える「本当の課題」🎯
- コンサル当日の「事前リハーサル」2時間、本番30分という異例の体験
- 背景には、「怒らせてはいけない主」の存在と、事務局の防衛本能
- 形式的なリスク管理ではなく、非公式な権力構造こそが最大のリスクになることもある
- 契約前に、パワーバランス・恐怖の源泉・事務局の立場をどこまで聞き出せるかが鍵
あなたの組織やクライアントにも、似たような「主」や「見えない力学」はありませんか?
もし「台本がないと不安」という声が上がるなら、それはリスク管理の成熟度や、組織文化を見直すサインかもしれません✨
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