【ISMS内部監査】「面倒なあら探し」で終わらせない!現場のリスクを「強み」に変える監査の進め方 🔍✨
「ISMSの内部監査が回ってくるけど、正直何をすればいいのか分からない……」
「チェックリストを埋めるだけの作業になっていないか?」
ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の運用において、
最も形骸化しやすいのが内部監査です。
しかし、本来の監査は現場を困らせるための「あら探し」ではありません。
今回は、ISO/IEC 27001に基づくISMS内部監査の進め方と、
監査当日に押さえるべきポイントを分かりやすく解説します。
1. ISMSの正体は「リスクのコントロール」🎯
ISO/IEC 27001の要求事項をひとことで言えば、
「情報セキュリティリスクを適切にコントロールすること」です。
組織には多種多様な情報資産(顧客データ、設計書、PCなど)が存在します。
それらに対して「どんな脅威があるか?」を特定し、適切な対策を講じることがISMSの核心です。
内部監査は、その「対策」が実際に機能しているかを客観的に確認する“健康診断”のような役割を果たします。
2. 「リスク対応」の正しい手順を知る 🧭
「とりあえずルールだから」という対策は、現場の負担になるだけです。
ISMSでは、以下のステップでリスクを整理します(ISO27001の基本プロセス)。
- 情報資産の特定:何を守るべきか洗い出す
- リスクの特定・分析:どんな危険(漏洩、紛失、改ざん)があるか?
- リスク評価:その危険はどのくらい深刻か?
- リスク対策:ルールを作る、システムを入れるなどの対応
💡 付属書Aは「確認用リスト」
よく「付属書Aの通りにやらなきゃいけない」と誤解されますが、順番が逆です。
まず自分の組織に必要な対策を考え、その後に「付属書A(対策リスト)」を見て抜け漏れがないか確認するのが正しい使い方です。
必要であれば、リストにない独自の対策を追加しても構いません。
3. 内部監査でチェックされる「3つのポイント」🔎
監査員は、単に「ルールを守っているか」だけを見ているわけではありません。
ISMS内部監査では、次の3つが重要な視点になります。
- 準拠性:ルール通りに運用されているか?(実務との一致)
- 有効性:そのルールで、本当にリスクは減っているか?(結果の重視)
- 妥当性:最新の脅威(ランサムウェア等)に対して、ルール自体が古くないか?
監査のサンプリング例
全ての業務を見ることはできないため、「リスクの高いところ」を重点的に確認します。
- 機密性の高い情報
- 新システムの導入など、変化があった箇所
- 過去にトラブルがあった業務
- 世間で流行しているサイバー攻撃への備え
4. 監査は「対話」と「改善」のチャンス」🤝✨
内部監査の日、身構える必要はありません。
監査の真の目的は以下の2点です。
① 対話を通じた見直し
「今のルールのままで、仕事はしやすいですか?」
「実はこの操作、無理がありませんか?」
監査員と現場が対話することで、実務に即した“生きたルール”へとブラッシュアップします。
② 助言と改善
もし実態とルールがズレていても、それを「ダメなこと」として切り捨てるのは損です。
「どうすればより安全で、かつスムーズに仕事ができるか」を一緒に考えるのが内部監査の醍醐味です。
まとめ 📝
ISMS内部監査は、組織の「防御力」を確認し、現場の「やりづらさ」を解消するための貴重な機会です。
「やらされる監査」から「組織を強くする監査」へ。
皆さんの現場でのリアルな声が、より安全な職場環境を作る第一歩になります。
【内部監査を控えている担当者様へ】📩
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