ISMSは「めんどくさい」? 実は企業の信頼と効率を高める戦略的ツール
情報セキュリティに対して漠然としたご不安を抱えておられませんか?
「当社は本当に大丈夫なのだろうか…」
「どこから手をつけるべきか、判断がつかない…」
このようなお声は、当社にISMSコンサルティングをご依頼いただく多くの企業様からも頻繁に寄せられます。
当社では、ISMSコンサルティングの提供を通じて多くの企業様と接する中で、
ISMSは現代の企業活動において、単なる認証取得の枠を超えた重要な考え方であると考えています。
情報セキュリティの脅威が複雑化・高度化する現代において、
ISMSは「見えにくいリスクを明確化し、組織的にコントロールする」ための極めて有効な仕組です。
漠然とした不安を、具体的なリスクへと変換するプロセス
「情報セキュリティ対策」と耳にすると、多くの方が
「何をすれば良いか分からない」といった戸惑いを感じられるのではないでしょうか。
しかしながら、リスクが具体的になるほど、対策は講じやすくなるという側面があります。
例えば:
○「漠然と情報漏えいが不安」という状態では、的確な施策を講じるのは困難です。
○一方で「顧客データがフィッシング詐欺により流出する可能性がある」と明確化できれば、
- 多要素認証の導入
- アクセス管理の強化
- 社員教育の徹底 など、
具体的な対応策を検討することが可能となります。
ISMS導入の初期段階では、まさにこの「漠然とした不安」を、
「具体的なリスク」として洗い出す作業から始まります。
それにより、対策の優先順位を明確にし、効果的な改善アクションへと結びつけることができます。
情報セキュリティリスクを「コントロールする」とは
「リスクをコントロールする」とは、次のような整理方法もあります。
- 現時点で実施できている対策と、未対策を明確にする。
- 未対策事項のうち、「優先的に取り組む事項」と「現時点では対応が難しい事項」とを整理する。
- 優先順位に基づいて、段階的かつ着実に改善活動を進める。
これらをISMSのPDCAサイクルに基づき継続的に行うことで、
セキュリティマネジメントの精度が高まり、組織全体に「安心」が定着していきます。
ISMSについて、チョットはご理解いただけましたでしょうか?