📅 1年後の「12月1日」を問うお客様と、デジタル時代に失われる「時間と季節感」


🤯 お客様からの質問「12月1日は空いていますか?」に、思わず時が止まった話

先日、あるコンサルティング業務のお客様からこんなお問い合わせをいただきました。

12月1日は、空いていますか?

私:「えっ、12月1日はもう過ぎていますが…」

当然、今年の日付だと勘違いしました。
するとお客様からの返答は、「1年後の予定です」と。

この一言で、私の頭の中は一気に未来へジャンプしました。


💡 【未来の予定調整】と【電子スケジュール管理】の進化

昔のスケジュール管理は、紙の手帳に頼っていました。
予定を確認するには手帳を開き、めくる手間が必要で、
変更時には消しゴムや修正液が欠かせませんでした。

しかし、今は状況が劇的に変わっています。

  • Googleカレンダーなどのクラウドサービス
  • スマホアプリによるスケジュール管理
  • オンライン共有によるチーム連携

これらのデジタルツールのおかげで、1年先の予定もスマホやPCで即座に確認可能です。
変更や共有も容易に行え、私たちの【スケジュール管理効率化】は飛躍的に向上しました。

デジタル化は生活を便利にし、お客様が1年後の日付を尋ねるのも自然なことになったのです。

しかし、この便利さが、私たちからある大切なものを奪っていないでしょうか?


⏱️ 【季節感の喪失】と【時間の加速】を防ぐ

スケジュールを淡々とこなし、電子的に管理する生活は、
私たちから「季節感」「時間の実感」を奪います。

スケジュールを埋めることが目的になり、気がつけば、
あっという間に時間が過ぎていると感じませんか?

「時間の加速化」を食い止め、充実感を取り戻すために、
私は意図的に立ち止まる瞬間を作るようにしています。

1. 五感を意識的に使う

  • 視覚: 街のイルミネーションや紅葉、新緑など、季節の色を意識的に眺める
  • 嗅覚: 草花や雪の冷たい空気など、季節特有の匂いを深く吸い込む
  • 味覚: 旬の食べ物(を味わい、季節の恵みを楽しむ ・・・などなど

2. 季節イベントをスケジュールに「強制挿入」する

  • 単なるタスクではなく、「季節を楽しむ時間」としてイベントを確保
  • 今月ならクリスマスイベント忘年会シーズン
  • 例えば「初詣」など、具体的な【季節のイベント】を予定表に書き込み、
    その日を「季節を感じる日」として特別視する

🎯 最後に:未来を創りながら「今」を味わう

1年後の予定調整ができるのは、ありがたいことです。
未来を計画的に創り上げている証拠です。

しかし、デジタル管理がもたらす「時間の圧縮感」に流されず、
「今、この瞬間」を五感で味わうことが最も大切なのではないでしょうか。





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