ISO事務局の仕事は大変?経験者が語るメリット・成長・キャリア効果まとめ


私がISMS事務局を経験して得た、キャリアの“意外な武器”とは 🔐✨

はじめに

「ISO事務局に指名されてしまった…」
もしあなたが今、そんな風に肩を落としているなら、少しだけ私の話を聞いてください。

一般的に、ISO事務局の仕事は“面倒”“本業が忙しくなる”とネガティブに語られがちです。
文書管理や内部監査対応など、専門性が高い割に評価されにくい──
そんなイメージを持つ人も多いでしょう。
実は、かつての私もまったく同じ気持ちでした。

今回は、嫌々ながらISMS事務局を引き受けた私が、
なぜ最終的に「辞めたくない」と言うほどハマり、
その経験が今のキャリアにどう繋がったのかを、実体験ベースで詳しくお話しします


「数回断った」ISMS事務局への内示

私がサラリーマン時代、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の事務局に指名されたのは、
ISMSが日本に入ってきたばかりの頃(2001年頃)。
情報もほとんどなく、まさに「ISMSって何?」という時代でした。

当時の社長から内示を受けた時、生意気だった私は数回断りました。

  • 理由1: 全く知識がない未知の分野だったから
  • 理由2: その時の本業が楽しくて、邪魔されたくなかったから

最終的には業務命令として受け入れましたが、その際に社長と
「1年経って取得できたら、元の仕事に戻してほしい」
という約束を交わしました。


「嫌々」から「面白い」に変わった3つの視点

どうせやるなら後ろ向きに取り組むのはもったいない。
そう開き直って積極的に動いてみると、それまでの仕事では見えなかった景色が見えてきました。

特に、以下の3点は私の大きな成長に繋がりました。


① スキルの幅が広がる ✍️

ISMS事務局では、文書作成・内部監査・教育・改善活動など、多岐にわたる業務を担当します。
その中で、

  • 「伝わる文書」の作成術
  • 組織全体を巻き込むコミュニケーション
  • プロジェクト管理力

といった職種を問わず役立つポータブルスキルが磨かれました。


② 「人が動く仕組み」の探求 🧠

ルールを押し付けるのではなく、
どうすれば社員が自発的に動いてくれるのか?
という視点が必要になります。

これは心理学や行動科学に近い領域で、
「人が動く仕組み」を考える面白さに気づきました。


③ 視座が勝手に上がる 👀

事務局は、一般社員・管理職・経営者、すべての層と対話します。
その結果、自然と「経営の視点」が身につきました。

これは後のキャリアで大きな武器になりました。


社長との約束を「忘れてほしい」と言った日

1年後、約束の期限が近づいた頃、私は「もう少しこの仕事を続けたい」と思うようになっていました。

面白いことに、社長は私との約束をすっかり忘れていました(笑)。
3年後、社長の退任時にようやく思い出してくれましたが、その時の私は
「もうその約束は忘れてください」
と自分からお願いしたほどです。

ISO事務局という一見「遠回り」に見える業務が、
実は自分の世界を広げる最大のチャンスだったのです。


まとめ:異動や指名は「新しい自分」への招待状 🎁

もし今、あなたがISO事務局に指名されて悩んでいるなら、それを
「成長のブースター」
だと捉えてみてください。

これまでの専門性とは違う角度から組織を見られるチャンスは、そう多くありません。
そこには、今のあなたが想像もしていない「面白い世界」が広がっているはずです。

ちなみに私はその後、事務局業務を経てコンサル部門の責任者を務めました。
その後、会社から別業務への異動を命じられたことを機に独立する道を選びました。
その「会社を辞めた時の決断」については、また別の機会にお話ししますね。








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