東京と札幌の「時間の感覚」の違い|移動経験が教えてくれたこと

東京で仕事をすると、周りの状況や人の流れ、情報量が圧倒的で、
まるで時間が速く進むような感覚に襲われます。
そして、しばらく「東京TIME」に慣れた後、札幌に戻ると、
時間の流れが急にゆったりと遅く感じるのです。
空間が広く、人々のリズムも落ち着いていて、まるで別の次元に切り替わったかのようです。

1年で7万キロ移動が変えた「忙しさ」の基準
この「時間のスピード感」に対する感覚は、私自身の過去の経験によって大きく変わりました。

昨年、私はISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の改訂コンサルティングと
説明会で全国を飛び回り、毎週どこかの地域を訪問していました。
年間で移動した距離は、なんと7万キロ以上にも及びました。

その極度の忙しさが体に染みついたため、他者から見れば忙しいはずの現在の業務も、
私の中では「たいして忙しくない」と感じるようになりました。
この経験は、私自身の「忙しさの基準」を根本から書き換えてしまったのです。

「時間の密度」を高めるということ
自分の時間感覚が速くなると、仕事のスピードも自然と速くなります。
この変化は、大きなメリットをもたらします。

それは、同じ1時間でもより多くのことがこなせるようになる、
「時間の密度」が高まるということです。

時間の密度が高まると、まるで時間を自分のペースで操っているような感覚になり、
結果として、他の人よりも“濃い時間”を過ごしている感覚になります。
これは、単に効率が上がっただけでなく、
自分の時間と人生を深くコントロールできているという満足感、
つまり「時間を得した気分」につながるのです。

まとめ:感覚を変えることで生産性が上がる
東京と札幌のスピード感の違い、そして超多忙な時期を経験したことで、
私の「時間」に対する捉え方は大きく変わりました。

「時間の感覚」という主観的なものを変えることが、
結果として仕事の生産性や満足度を最大化する鍵となります。